こんにちは〜
最近時間があるので自転車に乗っているんですが、ここに来て本格的に装備を揃えて乗り始めようとしている林です。
大学の時はちゃんとウェアとパンツ、ヘルメット、靴も揃えてしっかり乗っていたんですが、社会人になって街乗りしかしなくなっていました。
でもやっぱり自転車は楽しいですね〜
どこまでもいけてしまいそうな気がしますよね〜
#いくつになっても小学生
前に持っていたのは古くなったしほとんど処分してしまったので、また買い直さなければいけません。
仕事しよっと👍
さて、昨日は東京で往診でした。
今日はそこでの出来事のお話。
面白い、と言ったら不謹慎になってしまうかもしれませんが、とっても劇的な、不思議な出来事がありましたので書きたいと思います。
このブログにも何度かコメントをしていただいたこともあるヘビーリーダーさんであり、永井動物病院にいたときは広告塔になって患者さんを呼んでくれたりもして、そしてたまたま河口湖でばったりあったこともある、とっても口うるさい患者さんがいるんです👍😊
昨日はその患者さんのところへ月1回の診察の日。
診察をしているのは15歳で発作持ちジャックです。
それとただただ遊びたいだけのシェパード。
昨日もこの子の診察でした。
発作が起きて1年半ぐらい経つでしょうか??
私が診始めたのはそれぐらいからです。
数ヶ月前から食欲はあるんですけど結構痩せてきて、たまに血便をしてしまう。
そして徘徊もひどくなって転んでしまうこともある。
行く度に「歳とってきたな〜」って感じていました。
昨日はとってもいい天気。
ジャックも全然いつも通りで、私が到着する直前にいつものようにご飯をガツガツ食べたとのことでした。
診察中ちょっと外に出したんですよね。
11月下旬の八王子なのにめっちゃ暖かく、とっても気もいい陽気。
本人もこけてはいましたが楽しそうにしていました。
でもこけてばかりだったんで飼い主さんが抱っこしたんですよ。
それでシェパードと遊びながら話をしていたら
「あれ??息してないかも!」
っていうんです。
確かめました。
そしたら本当に息をしていませんでした。
あまりに静かすぎて、誰も息を引き取った瞬間がわからないほどでした。
何の前触れもなく、何の声もあげず、「すっ」っと亡くなっていったんです。
私も何度も死に際を見ていますが、大体は声をあげたりのけぞったり、そうした後に息を引き取ることが多かったんです。
でも今回は全く気が付かなかった。
なんと言いますか、周りは慌てましたよね。
急すぎるんだから。
でも後々考えると、本人からするとおそらく何の苦しみもなく、ただ寝に入ったぐらいの感覚だったんだと思います。
そして実際は自分たちがよくいう「ピンピンころり」っていうのはそういう状態だと思うんです。
この数日、思い返せば実に不思議だったみたいです。
前日は大好きなお姉ちゃんといつもよりゆっくり過ごしたみたいですし、当日はお母さんとお兄ちゃんが家にいました。
そしてその数時間後にはお兄ちゃんは出かける用事があったとのこと。
そして当日はおじいちゃんも遊びに来ていたと。
更には俺の往診の最中に・・・
もう一つ、この子は気温差や気圧差なんかで発作が出てしまうんですよね。
だから天気が良くても肌寒いと中々外に出せなかったんです。
昨日はとっても暖かかったので久しぶりに外に出したら、その外で息を引き取った。
なんかやりたいことを全部やって、会いたい人に全部会って亡くなっていった感じがします。
※俺に会いたかったかどうかは不明です😅
やっぱり動物って全てわかっているんでしょうね。
自分がいつ死ぬのかも自分で選んでいる。
こんなにも静かな死を選べたっていうのも、無理な治療は行わず、そして飼い主さんもある程度は受け入れていたからなのかなと思いました。
多分飼い主さんが1人だったら相当パニックしたはずなので、俺のいる時に逝ったんでしょう。
その辺も動物の優しさなんだと思います。
「死」は日本で最大のタブーとされているような気がします。
言葉ではわかっていても自分だけは、自分の家族だけは、自分の動物だけはなぜか死なないような気がしている。
でも死を見つめなければ、いつまでも生きていられると思っていたら、やりたいことを後回しにしてやりたくないことを優先してしまうことも多いでしょう。
会いたい人にもそのうち会える、と思うこともあるでしょう。
でも「死」を意識すると1秒たりとも無駄な時間はないんですよね。
だって明日死ぬかもしれないんだから。
誰にもいつ死ぬのかなんてわかりませんが、確実に言えることは
「生き物は必ず死ぬし、生きられるのは1回だけ」ってこと。
だとしたら今日、今やりたいことをやらないと損ですよ。
会いたい人に会わないとやりきれないですよ。
そういう大切さを目の前で教えてもらった1日でした。
では🤗
コメント
はい!口うるさい患者です
直球ありがとうございます
くーちゃんお世話になりました
直後の心臓マッサージ、先生ほんとに救急医やってたんですね(キャラがそう見えないんだもん)
彼はタイミング選んでましたね、ほんと。
ぴんぴんころり納得。今思うと理想な最期でした。先生にもくーちゃんにも感謝ですありがとうございました。
(まだサマンサがいますけど)