ダニから移る致死率の高い病気が流行っています

こんにちは🤗

暖かくなり散歩中につくことが多くなってくるダニについてのお話です。

「SFTS」って聞いたことありますか?

ダニが持ってくるウイルスの病気で日本語で「重症熱性血小板減少症候群」と言います。

この病気はダニが動物を噛むことで犬や猫、その他野生動物にウイルスが感染します。

そして人にも感染することがわかっています。

主な症状は

発熱、食欲減退、元気消失、下痢嘔吐から始まり

黄疸や血小板減少による出血症状を示すこともあります。

この病気、何が恐ろしいかというとその致死率です。

犬で30%、猫だと70%もの患者が亡くなってしまいます。

そして人間でも15〜20%が亡くなってしまうとても怖い病気です。

人への感染経路はマダニに噛まれてることはもちろんですが、発症した犬や猫からも移ってしまうこともわかっています…

おそらく発症した動物の唾液が鼻や目の粘膜を介して移る物だと思われますが、詳しいことはあまりわかっていない様です🤔

この病気、実は数年前から話題になっていましたが、主に西日本で発生していたため東京だと馴染みのない病気だと思います。

しかし今年に入り静岡県での発生が相次いでいます。

そして罹ってしまった犬猫は亡くなっています。

さらに診療した獣医師も入院したりしているみたいなんです。

この病気はウイルス性疾患のため特効薬はございません。

ですので自分の免疫力がとても大事になってきます💁

人間の場合若者は治りますが、高齢になればなるほど致死率が上がる様子です。

どの病気でも同じですよね。

さて、治療法が確立していない現段階では病気にかからないことがとても大切になってきます。

予防法としてあげられることは

・散歩後はこまめにブラッシングをする

・ノミダニの駆除薬を投薬する

でしょうか?

ダニをつけない意味でブラッシングはとても重要になってきます。

しかしながら毛が深い犬種やブラッシングが嫌いな犬達にとってはなかなか難しいかもしれません😅

そこで動物病院としてはブラッシングも行った上で、ノミダニの駆除薬の投薬を勧めています。

内服のタイプのノミダニ駆除薬は投薬後8時間程度で効果を発揮し始めます。

このウイルスの怖いところは、寄生後どれくらい経過したらウイルスを伝播はわかっていないことなんです。

ですので体についてしまったらなるべく早く駆除してあげることが大事になってきます。

当院ではノミダニの内服薬を2種類用意しています💁

ノミダニ駆除薬単体のものと、フィラリアの薬と併さったものとの2種類があります。

スポットタイプのものもありますが、駆除のスピードは内服タイプのものの方が早いため、内服タイプを勧めています。

お散歩にいかれる子は飲ませてあげて下さい🙏

また、猫に関しては外に行く子はノミダニの駆除をお勧めします。

猫の場合はスポットタイプになりますので、相談して下さい🤗

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