こんにちは〜
患者さんとイタリア料理を食べに行ったら案の定ワインを飲みすぎて、かなりの二日酔いの中このブログを書いている林です。
おすしの飼い主さんだけでなく俺を二日酔いに追い込む方は世の中にいっぱいいるみたいです。
#いや、完全に自分が悪いでしょ
この前のブログでホームページの話をしましたが、それと同時に名刺作りも始めました。
始めました、というかそろそろ楽天で頼むのではなくちゃんとした名刺を作ろうと思い、真面目にレイアウトを考えようと思ったんですよね。
普通に
職業：獣医師、往診診療
って書いてもなんかインパクトがないんですよ。
ない、全くない。
どうせなら一発でどんな感じの診療をしているかを知ってもらいたい。
ってことで根本治療を常に意識して診察を行なっていますよ、ってことをもっと簡潔にわかりやすく、そしてカッコよくw名刺にのせたいんですよ。
根本治療って難しいんですよね。
病気の原因なんて無数にあります。
食事、環境、薬の使いすぎ、生活環境、そして飼い主さんとの関係性。
そのそれぞれをしっかりと調べ、どんな症状に何が絡んでいるのかを見極めなければいけません。
でもそこを見る癖をつけていけば実はそこまで難しくはないのかもしれない、なんて最近は思っているんです。
本質は驚くほどシンプル
結局どの仕事でもこう言えるんじゃないでしょうか？
名刺の話から始まったので名刺で言いますと、結局いろいろ書いてあっても情報ってそんなに頭に入ってこない。
むしろいろいろ書いてあるとなんかごちゃごちゃして何が本質か、何が一番言いたいのかがわからなくなってしまうんですよね。
そのほかの仕事もそう。
プロで一流になればなるほど動きも技も作品も研ぎ澄まされていく。
これはどの業界にも通じているんじゃないでしょうか？？
では動物医療はどうなのか？？
病気の原因は複雑怪奇です。
様々な要因が絡み合って今の症状が出ています。
でも一つ気がついたんですよね。
「身体に任せれば勝手によくなるんじゃないのか？？」
我々の症状は出るべくして出ています。
そしてそれはなぜ出ているのか？って考えると、身体を良くする、というよりは元に戻すために出ているんです。
野生動物なんてそうです。
先日往診先の方から聞きました。
そのお家の近くには野良猫がいるんですが、その方がご飯をあげているんです。
そうするとたま〜に食べないことがある。
で、そんな時必ず土の上で数日間動かずにじっとしているんですって。
そうすると急に元気に走り出すんだと。
身体は知っているんです。
全てを知っているんです。
何をすればいいのか、というか何をしない方がいいのか。
むしろもっというと何もしないのが実は一番いいのかもしれないと。
身体が不調を訴えた時、身体はそれを全力で治しにかかります。
その時に身体が鈍ってしまうと言って運動をしたり、栄養をつけなきゃと言って食事をとったりすると、本来治さなきゃいけないところにエネルギーを集中させたいのに、様々な臓器に分散してしまいますよね。
だから治りが遅くなる。
これは薬を用いる場合も一緒です。
薬で熱を下げたりしますがそれは身体が治そうとするのを邪魔する行為なんで、逆に治りが遅くなる。
足をびっこ引いていたりすると痛み止めを処方する病院が多いと思いますが、骨折や脱臼をしていなければ基本的には治療は不要です。
痛みが出ている、ってことは痛みを出すことによって身体を休めようとしているんです。
にもかかわらず痛み止めを出すということは、身体が休もうとしているのを妨げてるってことです。
よく自分も言っていました。
痛み止めを出しておきながら「じゃあ数日間安静に」って。
いや、安静にして欲しいんだったら痛み止めなんて飲ませなくていいんですよ。
本質ってものすごくシンプル。
実はやらなきゃいけないことなんてほとんどないのかもしれない。
「自然」
「自ずから然り」
あるがままの状態ということです。
自然って整うようにできていますよね。
晴れすぎたら雨が降るし、その逆もある。
草木は生い茂り動物達も元気に育っている。
それが自然。
勝手に循環して整っていくのが自然なんです。
人間も動物も自然の一部。
ってことは勝手に良くなるようにできているんですよね、実は👍
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