手術をしない、という選択肢

こんにちは〜

今年も梅干しを干しました〜

干している最中につまみ食いすることが醍醐味ですよね✌️

#むしろそれが目的で作ってる説

#何にしても正解などなく楽しんだもん勝ち

さて、ナイアシンっていうサプリメントをご存知でしょうか?

ナイアシンってビタミンB3なんですがあんまり有名じゃないですよね。

テレビなんかでやっているビタミンBの商品、あれにはビタミンB1やB2、B6なんかは入っていますが、なぜかナイアシンは入ってないんですよね。

いや〜実に不思議です。

正直ナイアシン、って言葉、私も2年前までは知らなかったです。

でもこのナイアシン、ものすごく多くの代謝に関わっており、人間の栄養療法(オーソモレキュラー)では欠かすことのできない成分なんですよね。

もはや主役なんです。

そんなナイアシンはどんな役割を果たしているのかというと

糖質、脂質、タンパク質、これらの代謝に関与しているんですよね。

ってか全部やないか!!って感じですw

そして身体のエネルギーを作る「ミトコンドリア」の代謝にも関わっている、まさにスーパービタミンなんですよね。

もしご興味の方がいればナイアシン調べてみていただきたいのですが、ナイアシンを服用するとほとんどの方に現れる症状があります。

それは「ナイアシンフラッシュ」と呼ばれ、身体中が真っ赤になってしまう現象です。

これはなんで起こるかというと、身体の中に溜まっているヒスタミンを放出するんです。

これは自分の周りにいる飲んだ人は全てなっていますし、量が多ければ多いほどフラッシュも酷い傾向にあります。

全身日焼けしたあと、みたいな感覚でしょうか?

でもこれ犬猫だとほとんどの子がならないんです。

人だとなるだろうな〜みたいな量をあげてもほとんどならない。

なんでかな、って考えたんですが動物って常にヒスタミンを溜めないような努力をしているんじゃないか?っていう仮説に至りました。

特に犬を飼ってらっしゃる方はわかると思いますが、犬ってしょっちゅう身体を痒がっていませんか?

皮膚が赤くなることも多いし耳なんて夏になれば多くの子が痒い(最近は夏だけじゃないですけど)

猫もそうですよね。

でも人間はそうじゃない。

これは犬猫が「デトックス」が上手ってことなんじゃないでしょうか?

体に不要なものを出すのが上手いんだと思います。

そしてこの痒み、赤みの元になっているのがヒスタミンなんです。

そしてそのヒスタミンを身体から放出する枠割を果たしているのが「ナイアシン」なんですよね。

さてさて、ここからが本題です。

病気っていうのは常に原因があります。

目に見えているのはあくまでも結果であって、その結果を招いた原因が必ずあるはずなんです。

そして治療をする、ってことはその原因を突き止めないと意味がない、とまでは言いませんけど原因を突き止められると治療は格段によくなると思っています。

犬猫の腫瘍の中に「肥満細胞腫」というのがあります。

特に犬に多いですが、皮膚や粘膜にできることが多く、その原因は遺伝子の変異、みたいなことが言われています。

そしてその治療法の第一選択は手術。

しかもガッツリ取らなければいけないので周囲を2〜3丸ごと取らなければいけない、と言われています。

それ以外にもステロイドや分子標的薬なんかも効くと言われています。

ここからは完全に私個人の意見になります。

どこにも載っていないと思いますし当然エビデンスなんかもありません。

それを踏まえた上で読んでみてくださいね。

ちなみに人間では肥満細胞腫っていう病気はなく肥満細胞症という病気があるみたいです。

腫瘍を作るのではなく皮膚や内臓を含め全身に赤い斑点などが出て痒い病気みたいです。

私は以前に腫瘍っていうのは身体のゴミを溜めるゴミ箱みたいなものなんじゃないか、って書いたことがあります。

東洋医学などではそのような考え方があるみたいです。

ってことはですよ、肥満細胞腫っていうのは身体の中に余分になった肥満細胞がゴミ箱として溜まったもの、って考えてもいいんじゃないかなって思ったんですよ。

ってことはその肥満細胞を体外に排泄することができれば肥満細胞腫が小さくなる、もしくはそれ以上できにくくすることができるんじゃないかな、って思ったんです。

って思っていたらパグの肥満細胞腫が来たので薬を使わない方法で何かないか、ってことだったんでナイアシンを試してみたんです。

ちなみにその子は別の病院で手術歴がありましたが他のところに出てまた手術って言われたけどやりたくない、ってことで転院してきました。

処方して2週間後に再診にしたのですが、結果は・・・

小さくなってた!!

狙い通りですね👍

しかも赤みも引いて跡だけ残っていました。

ちなみにこの子はその後しばらく飲んでやめてみましたが、やめるとまた大きくなるんです。

でまた飲み始めると小さくなる。

不思議です😅

その後もう2頭パグの肥満細胞腫に試したんですが、結果は2頭とも小さくなりました。

この子たちも毎年のように肥満細胞腫ができるので、手術をしていたようですが、ナイアシンを1ヶ月飲まないうちに小さくなりました。

もちろん全ての肥満細胞腫が小さくなる訳ではないと思いますし、もちろん手術やステロイドなどが必要になることもあると思います。

でも手術などをしてその後何もしなくて再発するのであれば、ナイアシンを飲んでみてもいいと思います。

そういった様々な選択肢を持つことが今後の医療では必要になってくるんだと思っています。

また今日も長くなってしまった・・・

では🤗

コメント

  1. まるママ より:

    先生こんにちは、お久しぶりです。
    新しい病院でうちの子達もお世話になりたかったです

    うちの先代犬カイが肥満細胞腫でした。
    6歳で発病して手術してすぐまた再発
    その後は13歳11ヶ月で亡くなるまでずっと肥満細胞腫と共存でした。
    (最期は再生不良性貧血でした)
    ナイアシンの事知ってたら試してみたかったです。

    まるなもまだナイアシン飲んでます。今はあの時の様なパニック症状を起こすことは無くなりましたが、やめるとまたパニック症状が出てしまうかも?って思うと怖くてやめられなくて…。
    そろそろ前にもらったナイアシンがなくなるのですが、楽天とかでも買えますか?
    今は1日半錠飲んでますが、あのナイアシンは何mgなんでしょうか?
    そしてナイアシン、ずっと飲み続けてても大丈夫なのでしょうか?
    ビタミンだからいっかな〜
    なんて思ってるので続けたいと思っていますが

    お陰様で今まるなは穏やかに過ごせています。あの時のパニックが嘘の様です。
    ありがとうございました

    • キヨ より:

      あれは500mgですね。
      ずっと飲んでいて大丈夫かと言われたら飲まない方がいいと思っていますが、飲まないで生活の質が下がるのであれば使っていていいと思いますよ。

      ただたまには休んでもいいと思います。

  2. まるママ より:

    やはりずっと飲むのは良くないんですね。
    様子を見ながら時々休んだりしてみます。

    返信ありがとうございました。

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