獣医になってからの不摂生な生活を振り返る

こんにちは〜

今日は久しぶりに私の今まで人生を振り返ろうと思います。

以前に獣医になってから今まで働いてきた様子を書いたことはありましたが、今日は獣医生活10年間を振り返り、様々な不摂生な生活を反省しようと思いますww

(反省はしますが後悔はしないようにしていますww 皆様も反省を次につなげるのはいいですが、後悔してくよくよしないようにしてくださいね〜)

最初にこのブログの結論を言っておくと・・・

「私は昨年、2021年の春まで、約9年間(もっというと一人で食べ物を買えるようになった高校生時代から)、食べるものなんてなんでもいいと思っていたし、社会人になってから定期的な運動も何も行なっていませんでした・・・」

はい、今現在とは全然違った考え方ですよね。

このブログを読んでいただいている方々、病院の患者さんには口うるさく

・食事が大切

・運動が大切

・生き物として自然に近づける

なんて偉い事を申しておりますが、それに気がついたのはこの1年なんです😅

偉ぶってスミマセンw

私は獣医になって初めて一人暮らしをしました。

それまでは実家で25年間くつろいでいましたし、料理もほぼせず。

そしていちばん最初に勤務した病院はだいぶ前のブログにも書いたように、週6勤務、週5は夜間電話番(1年目は3ヶ月目から週3電話番、2年目になる頃には週5になっていましたw)という状況だったため、とても料理なんてする余裕もありませんでした。

そんな私のお腹を満たしてくれていたのは・・・

コンビニ弁当

イオンのお惣菜

ほっともっと

ファミレス、牛丼、定食屋さん

はい、1年のうち実家に帰った時以外はほぼほぼ外食です。

最初の4年間、静岡にいた時はご飯を作った回数はおそらく数回。

「腹に入れば皆同じ」と思うておりました・・・

その後結婚をしたので夕ご飯は自宅で食べることが多くなりましたが、お昼は必ずコンビニのおにぎりやサンドウィッチ。

そして喉が乾いたら甘味料たっぷりのプロテイン。

そしていちばん乱れてしまったのが救急病院時代。

基本的に私は朝ごはんを食べません。

これは高校時代から(厳密にいうと高校には行っていなかったので16歳ごろからですがw)

昼ごはんは13時ごろ、夜ご飯は21時ごろといったリズムの生活を送っていました。

しかし、救急病院のシフトは12時〜22時。

もうこの時点で生活リズムは乱れています。

休憩時間は各自で自由に取れましたが、忙しい時なんかは全く取れないこともありました。

むしろほとんど取れない時の方が多かったです。

そんな中で食べる食事はというと・・・

どうしてもコンビニ食やカップラーメン、電子レンジで温めるだけのお惣菜になりがちです。

しかも22時に終わればいいですが、大体は1〜2時間残業、日付を越える日も多くありました。

さらにさらに、病院は文京区だったため自宅から片道1時間かけて通勤していたので、家に帰るともう深夜です。

今思うと最悪ですが、そこからコンビニでおにぎりや軽いおつまみを買ってビールを飲んだりしていました。

食事とは離れますが、そんな生活では睡眠も不規則、運動もほぼせず毎日車通勤、そして日の当たらない空間に12時間ほど勤務する。

コロナが騒がれがして気がつきました。

「俺は一体なんのために働いているんだろう??」

当時の私は動物に対して今の動物医療は不自由を強いているな、とは漠然と思っていましたが食事のことなんか気にもせず、西洋医学以外のものはどうせエビデンスもなくあまり役に立たないだろう、と思っていました。

しかしコロナ騒動が私の意識を変えてくれました。

最初、武漢でコロナが流行った時、人がバタバタ倒れていくという報道がありました。

日本ではそのような現実も起こらず、42万人死ぬということもなく結果的に何もありませんでしたが、「人はいつか死ぬ」というごく当たり前のことを改めて考えるきっかけになりました。

そしてコロナをはじめとする感染症に対応するためにいちばん必要なものは何かを考えた時

「自然治癒力、自己免疫力」

という言葉が私の頭の中に浮かびました。

地球が誕生し生物が生まれ、現在まで生きてくる間には様々な感染症があったと思います。

その感染症をくぐり抜けてきた動物達はどうやって克服してきたんでしょうか??

「そりゃ薬やワクチンがあったから感染症に打ち勝ってきたんでしょう!!」

なんていう人はおそらくいないと思います😅

我々のご先祖様は薬などが存在しない頃から様々な感染症に負けない身体を持っていました。

そう、それが「自然治癒力」であり「自己免疫力」なんです。

これは至極当然のこと。

そしてその免疫力を正常に保つために必要なことは

・食事

・運動

・睡眠

これもよく知られている事実。

しかし残念ながら現在の獣医療ではこれらについての考察がほとんどなされていません。

獣医療は人間の医療の後追いですのでやっと人間医療でもこれらのことが大切と言われ始めたばかりですから、獣医療にその概念がやってくるにはあと数年、下手したら10年以上はかかってくるでしょう。

ここで飼い主さんの中には疑問を持つ方もいると思います。

「自然治癒力が大切なのは当たり前の話なのに、何故それを獣医師が思いつかないのか??」

その答えは私がこれまで送ってきた不規則生活の中にあると思っています。

我々小動物の診療を行なっている獣医師は基本的に忙しくしています。

そんな日々に追われていると、教科書に書かれているような獣医学的な知識は頭に入ってくるのですが、飼い主さんにとっては当たり前だと思われることが抜けてしまうこともあるのかな?と感じています。

その際たるものが「食事」「自然治癒力」なのではないでしょうか?

残念ながら獣医の教科書や雑誌には身体は食事からできているということが書かれているものはほとんどないと思います。

さらには自然治癒力をあげましょう!!なんて書いてある本もありません。

そんなことが書いてある本は本屋の健康コーナーにあるものばかり。

しかしそんなコーナーには忙しい獣医は行きませんし、そもそも教科書や雑誌に載っていることを信じています(少なくても私はそうでした)

そうなると、そのような本に書かれている「よく考えれば当然の事」は忘れ去られ、そのような本を読んでいる飼い主さん達との意識の差は広がるばかりなんです。

獣医になっての9年間、私も正直医学書以外の健康に関する本はほとんど読んでいませんでしたが、この1年、様々な本を読みYouTubeで様々な健康情報をかき集めて改めて気がつきました。

「身体を作っているのは食事であり、さらには心を作っているのも食事、その両方を整えることが自然治癒力をあげる方法で我々獣医師の行っていることは、治療のお手伝いでしかない。」

これに尽きます。

グダグダ書きましたが最後まで読んで頂きありがとうございます🙏

このブログに書かれている記事は9年間の不摂生を行ってきたからこそ気がついたことです。

いつ気がついても遅いということはありませんので、気がついた時から行動する、そうして行けるように頑張ります👍

コメント

  1. わたしも先生にいわれてから改めて感じています、先生にたくさん教わりました。自分も気をつけて行こうと思います。先生これからも情報よろしくお願い致します

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