猫の膀胱炎について

こんにちは!

今日は猫の膀胱炎についてです✋ 

犬猫ともに膀胱炎の症状としては

頻尿、血尿

が多いのかなと思います。

一般的にはこれらの症状は膀胱、尿道にトラブルがあると認められますが、ほとんどは膀胱が原因です。

猫の膀胱炎症状の原因として

細菌性、結石、腫瘍(ポリープ)、特発性(間質性)

があげられます。

特発性とは原因がはっきりしていないものを指します。

若い猫の膀胱炎の原因はほとんどがこの特発性です。

原因ははっきりしないことが多いですが、一般的には体質やストレスが原因だと言われています😓

ストレスの原因としては

環境の変化

多頭飼い、トイレ不足

などが挙げられます。

環境の変化は引っ越し、模様替え、家族の仕事や学校の環境の変化だったり近所で工事をしているなども原因になることがあります。

多頭飼育では猫同士の仲が悪かったりトイレの数が足りなかったり、新しく猫を迎えたりすると、膀胱炎になる子が多い気がします。

トイレの数に関しては、猫の頭数+1個が目安と言われています。

さて、この特発性膀胱炎の診断というものが大変厄介です💧

確定診断はできないんじゃないかな〜と個人的には感じています…

ただ若い、尿検査で細菌が認められない、明らかな膀胱結石、腫瘍がない場合は特発性膀胱炎としてもいいのではないかと考えています。

この特発性膀胱炎の治療はどういったものがあるのでしょうか?

ほとんどの動物病院では頻尿と言われて「とりあえず抗生剤出します」と言われるのではないでしょうか?

頻尿の子は膀胱に尿が溜まっておらず、院内でもご家庭でも尿を採ることが困難のため最初は尿検査をしないこともあります。

特発性も考えられるが細菌性の可能性もあるということで、抗生剤を処方されるわけです。

この「とりあえず抗生剤」が私は治りを悪くしているのではないかと思っています。

特発性膀胱炎は何もしなくても初めてであれば数日で治ることが多いです。

これを抗生剤を使うと抗生剤が効いたかのようにみえますが、使わなくても治っているケースも多々あると思います。

それで抗生剤を1〜2週間使うわけですが、当然ながら副作用も出てきます😩

抗生剤はあらゆる菌を殺します…

抗生剤でお腹が緩くなった経験のある方も多いのではないでしょうか?

これは抗生剤によってあらゆる腸内細菌が死んでしまい、バランスが崩れてしまったことが原因です。

さて、もう一度おさらいすると、特発性膀胱炎の原因の一つとしてストレスがありましたね?

腸内細菌のバランスが崩れるとどうなるでしょう?

腸内細菌は免疫の70%~80%を担っています。

これらのバランスが崩れると当然ながら免疫力は下がります😰

その結果逆に病気にかかりやすくなるんじゃないかと考えています。

また、腸内細菌のバランスが崩れると精神も乱れることが人間だとわかってきています。

皆さんも下痢や便秘になるとなんとなくだるく、イライラすることありませんか?

このイライラ、猫の場合はそれによってさらに膀胱炎が誘発されるのではないかな〜と思います🤔

なんてったって特発性膀胱炎の原因にストレスが疑われるって言われてますからね。

ですので若い猫の場合はとりあえず抗生剤は絶対ダメ!!

じゃあどうするのがいいのか?

とりあえず数日経過観察です。

膀胱炎では死にませんし、普通は食欲元気は変わりません。

ただ頻尿のだけです。

そしてこれに効く特効薬はありません(ステロイドは少し効くかもしれませんが、その弊害もあります)

その間にストレス源はないか、トイレは十分だりているかなどを見つめ直してください🙏

またフードも特発性膀胱炎用のフード(ヒルズ c/d コンフォート、ロイヤルカナン CLTシリーズ)などがあるため、そのようなフードに切り替えていくことも検討しましょう。

最も最大の敵はストレス、体質でありそのほとんどは食べ物が関与し、腸内細菌のバランスにより左右されるので、本当にいいフードはその子によって変わりますけど…

まず初期はこんな感じでしょうか?

膀胱炎に限らずこのまま放っておくと死ぬ!!というとき以外は「とりあえず抗生剤」という言葉に疑問を持ってください🤗 

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