ないのなら、作ってしまえばいい。仕事の本質はそれかなと。

こんにちは〜

最近は週1は海に行ってアーシングをしている林です。

海は偉いです。

地球上の7割を占め、全生物の生みの親とも言われているのにも関わらず、自らは一番低き所に位置し全てのものを受け止めています。

いつでもどこでも、何歳になっても謙虚さは忘れてはいけない、ってことですね〜

#老子

さて、皆さんにとって「いい動物病院」ってどんなイメージですか?

というか、いい動物病院ってありますか??

goodじゃありません。

betterでもない。

BEST!!っていう動物病院ってありますか??

八王子にいた時に患者さんからよくこんな言葉を聞きました。

「いい動物病院って本当にないよね〜」

この「いい」動物病院ってじゃあどんなものなのか?

そしてこれだけ動物病院で溢れているのに、そんな病院がないって感じてしまうのか。

これを日頃考えているんですよね。

っと、動物病院を語る前に一つ質問。

いい居酒屋さんはありますか?

美容室は?

洋服屋さんでも靴屋さんでもいい。

スーパーや八百屋さんでもいい。

これだと結構「ある」っていう方いるんじゃないでしょうか?

少なくても「いいとこがないから仕方なくここに行っている」って方はほとんどいないと思います。

じゃあ人間の病院や動物病院はどうか?

よく聞かれたのが

「どこに行ったらいいかわからない」

「薬はいっぱい出されるんだけど近いから」

「安いから」

なんかの理由でそこに行っている人がいました。

これ、おかしいんですよね。

大切な自分や家族の身体、そして動物の命までもがかかっているのに「妥協」で選んでいる人が結構いる。

でもそこには患者さんと医療関係者側との大きな隔たりがあるんです。

病院、というか医療って難しい側面があります。

動物病院はサービス業です。

福祉、みたいなイメージもありますが、お金を稼がなければいけない、っていう点ではサービス業に分類されます。

つまり美容室やマッサージ、スーパーや飲食店なんかとおんなじ分類だと思っています。

しっかりお金を稼いでいいはずなんです。

しっかり儲けていいはずなんです。

でも動物病院が儲ける、っていうとみんないい顔しないですよねw

その気持ち、十分にわかりますww

儲けるっていう言い方が悪いんですかね?

しっかり稼ぐならいいのか?

でもなんとなく動物病院がそれをいうと違和感がある。

なぜか?

この答えは自分なりに考えた結果ですので、皆さんに当てはまるかはわかりませんが、

「動物病院に来られる患者さんは、楽しみのためではなく不安解消のためにお金を払っているから」

これが大きいのではないかと思うんです。

そもそもお金、ってなんなんでしょう??

あのコインがお金ですか?

それとも諭吉さんの書いてある紙がお金ですか??

最近いろんな本やyoutubeを見て色々調べた結果の今の所の結論ですが

「お金はエネルギー」

だと思っています。

お金って不思議です。

喜びに対して使うとたくさん使っても満足ですが、不安解消や怒りなどで使うと少し使っただけでも損した気分になり、使えば使うほどしんどくなってくる。

そして「自分の外」に使うと喜びが多くなり「自分の内」に使うと喜びは少なくなる。

#それってあなたの感想ですよね?はい、そうです。

喜びに使うお金って、例えば美容室なら髪を切って気分転換で幸せ、とか飲食店なら、気の合う仲間と楽しく飲んだり食べたりして幸せ、ってことですね。

逆に同じ飲食店でも嫌々参加している飲み会だと3千円でももったいなくなりますよね。

つまり「喜び」にはみんな快くお金を払ってくれるけど、喜べないものに払った額に対しては不満を持つことが多いってこと。

ここに動物病院にお金を払う、っていう問題が詰まっていると思います。

どれだけお金を持っているかなんか関係なく、人は今話したような気持ちになり得ると思います。

動物病院に「妥協」で行くと、まぁ間違いなく不満が残るでしょう。

例え診察料だけ払ったとしても、です。

動物病院は基本的に「楽しむ」ために行っているのではなく「不安解消」のために行っています。

だから元々がお金を気持ちよく払ってもらいにくい環境なんですよね。

だったら、少しでも患者さんに気持ちよく、楽しくなってもらうにはどうするか??

動物病院は複雑です。

命を扱う場所であり、専門的な知識や技術が必要になってくる、でもサービス業なんです。

サービス業であれば、例え好きなことを仕事にしている場合でも、サービスされる側がどうやったら喜んでくれるかを考えなければいけません。

そのために技術を磨き試行錯誤を繰り返し、お金がもらえる存在になっていきます。

美容師さんや飲食店なんかはまさにそうですよね。

いろんな美容室に行ったり飲食店に行ったりして、自らさまざまなサービスをうけ、そして自らも向上するために練習し、出来上がったサービスをまず周りの人に振る舞ったりカットモデルさんなんかに利用してもらったりして、ようやく自分のサービスが出来上がっていく。

仕事をする上で自分のやりたいことをやるのはもちろんですが、お金(喜びのエネルギー)を得るためにはそれを支払ってくれる人に対しても想いを寄せないと、喜びは入ってきませんよね。

でも、動物病院って違うんです。

いきなりぶっつけ本番なんです。

これは法律の問題だったり、

「まだまだ未熟者なんですが練習で手術させてください」

なんて言って

「はい、喜んで!!」

って言う患者さんはほぼいないと思いますので、一般の職とは少し違うんですよね。

でもお金を払ってもらうって面では同じ。

ならどうするか??

「飼い主さんが実際にどんなことを望んでいるのか?」

をまず把握するところから始めるといいと思っています。

いい動物病院がない、って言う人たちって結局のところ

「獣医さんの言っていることが信じられない」

ってことなのかなと思いますし、それって

「本当のことを言ってくれているのか・・・」

って言う不信感にもつながりますよね。

だったら「本当のことを言ってあげる」

から始めればいいんだと思います。

私は「自分の犬ならこうする」ってことをよく伝えます。

教科書的にはこう書いてあっても、自分の犬ならやらないな〜とか、

自分だったらすぐにやりますね〜とか。

例えそれが教科書と違う対処の仕方であっても、自分が逆の立場なら、って考えて言うようにしています。

ってかぶっちゃけこれだけでいいんじゃないでしょうか?

治療内容もそう。

食事内容もそう。

そして料金もそう。

自分ならこれぐらいの内容にはこれぐらい払える。

逆に言うとこれ以上は払いたくないし、これ以下だと気が引けるのでしっかりもらってください。

そう言うラインをまず決める。

その上でその治療を行う上で必要な機材や人材を考える。

こうしていけば、治療をやり過ぎることもなくなってくると思いますし、治療費が高過ぎる、って言われることもなくなってくると思っています。

それでも合わない人もいますし、高いって文句を言ってくる人もいるでしょう。

その場合は

「そうですか、なら合わないんですね」

って言って断ってもいいと思っています。

自分の納得のいくサービスをしても不満が残るのであれば、他に合う人を見つけてもらった方がいいと思います。

とんこつラーメン屋に行って「なんで塩ラーメンが出てくるんだ!!」

なんて騒いでいる客がいたら「じゃあ隣の塩ラーメン屋に行ったら??」

ってみんななるでしょw

動物病院もそれでいいんです。

その上で飼い主さんの不安を解消し「喜び、楽しさ」につながるサービスをいかに構築していくか?

これをすれば自分も患者さんも納得できる病院が作れるのかな〜と思っています。

その際はコストは後回しですね。

喜び、楽しみに割くコストは必ず後から入ってくるって確信しています。

だってお金って「喜びのエネルギー」なんで。

なので皆さんも喜びが増える、って言う観点で様々なところでお金を使って、回してあげてください👍

では🤗

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