夏は普通に食べていたら太ります

こんにちは。

夏ももうそろそろ終わりそうですが、皆さん夏バテしていませんか?

人間は夏に食欲が落ちて痩せる方も結構いると思いますが、動物達は基本的には痩せません。

というかむしろ太ります😅

今日はなぜ太るのか?

そして対策はあるのかについて書きたいと思います。

年間を通してコンスタントに来ている子たちを診察していると気がつくことがあります。

それは「夏は体重が増えて、冬は体重が減る」ということ。

最初にこの事実を見つけた時、不思議でした。

前述しましたが当時の私も、夏は痩せるもの、という認識を持っていたからです。

ではなぜ夏に動物たちが太って冬に痩せるのでしょうか?

まずこの現象を説明する前に前提条件があります。

それは「食欲が変化しないこと」

これが大前提です。

1日中エアコンのついている部屋にいる動物たちの夏バテは少ないと思いますが、夏バテしてしまう子はやはり体重が減っていきます。

しかしほとんどの動物たちの食欲は落ちません。

太る理由

1.運動量が減るから

日本の夏は暑い!!

しかもここ最近の暑さはまさに殺人的です。

こんな暑い日は人間が外に出るのも辛いですよね。

ましてや毛皮を着ているような犬たちにとっては本当命がけになってしまいます。

夏に散歩に行く場合朝日の出と共にか、夕方暗くなってからという方が多いのではないでしょうか。

しかしその時間帯であっても結構暑いものですよね。

そうなると当然ながら運動量は減ってきます。

食欲は落ちないのに運動量が減る、これでは太ってしまいますよね。

2.暑いと基礎代謝が落ちる

これ、実は運動量の減少よりも夏に太る動物たちにとっては重要かもしれません。

実際のところ運動で消費するカロリーはそんなに多くありません。

人間の話になりますが成人が30分走ってやっとおにぎり1個分のカロリーしか消費しないんです。

つまり運動で痩せようというのは非効率でありとても難しこと。

ではどこでカロリーが消費されているのか?といえば、それは我々生物が行っている生命活動そのものです。

それを基礎代謝といいます。

基礎代謝は寝ていても起きていても、常に消費しているカロリーであり、呼吸、消化、代謝など体の様々な反応で使用されるエネルギーです。

エネルギーを産生している器官は各細胞に存在している「ミトコンドリア」というものですが、なんとこれが暑くなると働きにくくなってしまうんです。

というか寒いと活発に働くんです。だから冬は痩せるんですよね。

冬に外に出ると人間も動物も身体をブルブルさせますよね。

身震いってやつ??

実はこの時身体の中では

「寒くてたまらないからエネルギーを作って温まれ!!」

ってなってるんです。

だから寒い方がカロリー消費が激しいんですよね。

これが夏場に太ってしまう2つ目の理由であり最大の理由です。

3.食べ過ぎ

これは季節関係ありませんww

でも散歩に行かない分家にいる時間が多くなる、また夏休みもあるので家の人も普段よりいるようになるとどうしてもおやつが増えてしまいますよね😅

これらが私が考える夏場に太ってしまう理由です。

ん??

お気づきですか??

もちろん人間にも当てはまりますからね😁

注意してくださいね〜

ではどうやったら痩せるのか??

やはり一番簡単なのは「食べない」ことですね。

食事を減らすと必要な栄養素も取れなくなってしまうので、まずはおやつをやめましょう。

それでも痩せない場合、1回の食事量を減らすのではなく「食事の回数を減らす」方が痩せる可能性が高いことが人間ではわかっています。

空腹の時間を長くすればするほど若返りの遺伝子が活性化します。

また先ほどお話ししたミトコンドリアも活性化し、エネルギー産生が増えます。

人間では16時間断食が流行っていますが動物では正直わかりません。

しかし元々動物たちは数日に一回、どかっと食べてその後はあまり食べない生活をしています。

1日2〜3回食べている動物は野生には存在しないんです。

現代のペットとして飼われている動物たちは基本食べ過ぎです。

食べ過ぎで太ってしまうと病気になりやすくなりますし、それを薬で治すことは不可能です。

薬というものは身体の自然治癒力を助けるものであって、それ単体では風邪や下痢ですら治すことはできません。

食べ過ぎで病気になっているのであれば対策は簡単、食べなければいいだけです👍

太ってきたな〜と感じる方は無理のない範囲から続けてみてくださいね🤗

コメント

  1. 太るワンちゃんニャンコちゃんうらやましい。私は体重増やしたいです。そんな薬ないでしょうか(笑)

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