歯周病は万病の元です

こんにちは🤗

今日は歯周病についてです💁

歯周病は人間でも問題になっています。

人間の方では歯周病菌が動脈の壁にいることがわかっています。

これはどう言うことなのか？

動脈は体の組織に血液を送る管です💁‍♂️

その壁に歯周病菌がいるということは、全身の組織に歯周病菌が送られてしまう可能性があるということなんです😣

日本臨床歯周病学会というところのホームページには、歯周病から起こされる全身性疾患が挙げられています。

狭心症、心筋梗塞、心内膜炎

脳梗塞

糖尿病

誤嚥性肺炎

多発性関節炎

腎炎

肥満、骨粗鬆症

さらにアルツハイマーも歯周病の菌が原因でなっている可能性も最近わかってきています

本当に全身の病気につながるんですね😭

これは人に限ったことではなく動物でも起こり得ます。

もっと言うと人の口腔内より動物達の方が汚いため、動物達の方が歯周病によって全身の病気になる可能性が高いです。

なぜこの様なことを気にする様になったのか？

それは、救急で働いていて重症患者を見ていると、ほとんどの患者さんは歯石が多くついていて重度の歯周病を抱えています。

これが偶然なのかはわかりませんが、人の歯科を参考にすると偶然ではなさそうな気がします。

さて、野生動物には歯周病がるのでしょうか？

もちろんあるとは思いますが、いわゆる「ペット」として飼われている動物達よりは少ないと思われます🤔

その原因はやはり食事なのではないでしょうか？

野生動物であれば動物を丸ごと食べます。

ってことは骨などの硬いものも食べると言うことです。

肉などが歯についても骨を噛む時にこそげ取れることが多いのではないでしょうか？

それに比べると現在の犬猫の食事はどうでしょう🤔

ドライフードであればまだいいと思いますが、最近はウェットやおやつを多く食べる犬も増えています💦

この様な食べ物は歯に付きやすく、歯磨きをしないとすぐに歯石に変わってしまいます。

犬の場合食べかす（歯垢）は3日で歯石になります😵

歯垢であれば歯磨きで落とすことができますが、歯石になると落とせません。

汚れがひどくなった場合は人間と同様、超音波スケーリングで綺麗にするのですが動物はじっとできませんので、全身麻酔になります🧐

大体歯周病になってくるのは高齢になってきてからのため、麻酔をかけるのに抵抗が出てきます。

その結果歯科処置が出来ず歯石が大量につき歯周病、歯根膿瘍などになり局所だけでなく全身に歯周病菌が蔓延してしまうわけです😣

私自身、健康な子に医療が介入するのは好きじゃないですが、歯磨きができない子に関しては歯科処置は早めに行なっていったほうがいいと考えています。

歯科処置のタイミングによっては歯が残らないことも多いです😱

なるべく自分の歯を残してあげられる様、歯のお手入れはこまめにやってあげましょう✌️