健康診断

こんにちは!

3月より毎年恒例のフィラリアの血液検査を兼ねた健康診断が始まります!

今年はフィラリアの検査に加え、貧血や白血球数、血小板数などがわかるCBC検査と、肝臓、腎臓、血糖値、電解質の数値などがわかる生化学検査を行います。

ところで毎年1回の血液検査では何を見ているのでしょうか🤔

人も毎年健康診断や人間ドッグを行うと思います。

毎年受けられている方々も多いのではないでしょうか?

よく「健康診断をして病気の早期発見をしましょう」と言われているのを目にします。

ん??

健康診断って早期病気発見を目的とするものなのでしょうか?

私は少し考え方が異なります😊

もちろん健康診断で異常な数値を発見し、病気の早期発見につながる事はあります。

この場合は超音波検査などを勧める場合があります。

しかしながら最も重要な事は健康な時のその子の基準値を知っておく事だと考えています。

血液検査の基準値はあくまでも様々な年齢、種類の犬猫の平均です💁

毎年血液検査を行うことにより、その子の健康な時の血液検査の数値を知る事ができます。

そうする事で高齢になったときやいざ病気になったときに健康な時と比較ができます。

これが健康診断を行なっていないとどうでしょうか?

例えば元々赤血球が高く、毎年のHCT(血液全体に対する赤血球の割合)が65%ある子がいます(平均は35〜55%程度)

この子が具合が悪くなり血液検査をした結果、HCTが40%に落ちたとします。

この瞬間だけ見れば貧血ではありません。

しかし例年と比べると、赤血球の割合が2/3に減少しています😰

これは例年検査をしていないとわからない事です。

その他にも元々数値が高くてもその子にとっては問題ないこともあります。

本人の健康状態の把握だけでなく間違った治療、必要のない投薬などを防ぐ意味でも、毎年の健康診断を行いましょう!

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