ナイアシンを猫に用いました

こんにちは🤗

先日犬の行動異常にナイアシンを用いた話を書きましたが、今回は猫に用いた症例の話です。

今回用いた猫ちゃんは10歳で「数週間前から急に皮膚を舐め出した」とのことで来院されました。

それまでに目立った皮膚炎症状は経験したことはありませんでした。

舐めている皮膚は後肢から臀部にかけてと脇腹でした。

アレルギーを疑い食事を変えました。

炎症がひどく舐め壊しが止まらなかったのでステロイド、抗生剤を用いてもだめ。

真菌検査をしても生えてこない。

メンタル的なものを疑い飼い主さんに話を聞くと、最近お子さんが生まれたとのことでした。

またその前に若い猫を迎えてここ数年で環境が大きく変わっていました。

そして元々この子は暗いところに入りたがる癖があったようで、シャイな性格だったようです。

メンタルを疑う場合、まずは腸内環境の正常化を図ります。

人間では腸内環境とメンタルは密接に関係していることがわかります。

近年のペットフードはいいものも多く出ていますが、残念ながら国産の市販のフードは犬猫の体にあっていない材料を用いている上に、害となり得る添加物も含まれているものもあります。

穀物それ自体やそこに使われている農薬、着色料や保存料などの添加物は腸内環境を乱します。

結果的にメンタルをやられてしまう子もいると考えています。

今回の猫ちゃんも食事をグレイン(穀物)フリーにしました。

しかし食事を変えたり薬を使ったりしても全くといっていいほど改善しなかったので、タイトルにもある通り「ナイアシン」を用いて治療を行いました。

私はナイアシンは「フラッシュ」というヒスタミンが放出して顔や皮膚が赤くなる症状が出ることもあるため、少なめから用いています。

今回も少量から始めて1ヶ月ぐらいかけて量を増やしました。

1ヶ月間はほとんど効果はありませんでした。

しかし徐々に増やしさらにカラーもつけてもらうと、症状は劇的に改善していきました。

カラーは1週間で外しましたが再発は認められず、その後はナイアシンのみでコントロール可能に。

1ヶ月前には右後肢後ろ側が真っ赤にただれて毛がなかったのに、次の診察時には赤みも消えて毛も生えていたんです!

さらに暗がりに入り込むという行動も変化し、人のいるところにいることも多くなったとのことでした。

ナイアシンに関してはまだまだ使用し始めたばかりなので、症状が改善したとしても飲み続けたほうがいいのか、止めていっていいのかわかっていません。(もちろん個体差はあると思います)

人間では長期的な副作用はほとんどないと言われていますが、容量が足りてくると嘔吐や悪心などが見られることもあるようです。

また高容量で飲み続けると肝酵素が上昇する可能性も言われています。

今回の猫ちゃんは次の1ヶ月間、25%減量して処方しました。

再発を認めなければさらに減らしていく予定です。

そのほかにも使用している子達がいますので、また追ってご報告いたします。

コメント

  1. 腎臓にも良いのですか。❓

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