こんにちは。
冬になり寒くなってくると人間もそうですが関節が強張ってきます。
動物達はこの時期特に多いわけではありませんが、最近腰が痛いのか首が痛いのか、どこかいたそうな子が多いです。
腰や首が痛くなる原因は様々です。
一般的には「ヘルニア」と言われていますが、ヘルニアはあくまで結果であって、そこに至るまでの原因が様々存在します。
今日はそれについて私が現時点で考えていること、そしていざ痛みが出てしまったらどうしたら良いのか?ということについて書きたいと思います。
まず腰痛の原因です。
教科書的には・・・原因はよくわかりませんw
人間も腰痛の9割は実は原因不明だと言われています。
そして思い込みのせいで痛くなっている人もいるんだとか。
ですのでここでは「私の思う」原因を挙げます。
・運動不足
・フローリング、コンクリ
・緊張で筋肉が強張る
・飼い主さんを見上げているので首、腰が凝る
・食事
・飼い主さんが腰痛
実際はまだまだまだまだあると思いますが、目立ったところはこんな感じでしょうか?
あとは電磁波の影響なんかもあるかもしれません。
まずは運動不足から。
基本的に今飼われている動物達は全てと言って良いほど運動不足です。
本来の動物は鎖にも繋がれずに野山を駆け巡っているはず。
しかし、まぁしょうがないことなんですけど、人間に飼われている動物達はリードをつながれて散歩する程度の子が多いです。
ドッグランなどに毎日行ったり数時間散歩している子じゃなければ、基本的には運動不足です。
運動不足になると人間もそうですが筋肉は鈍ります。
「これぐらいでいっか」ぐらいの筋肉の質になってしまうってことです。
ですのでまずは腰痛予防には「運動量を増やす」ことが大切になってくるわけなんですが、そこで問題になるがコンクリートなんです。
動物は肉球を持っています。
肉球は柔らかいです。
なぜ柔らかいかというとその肉球で踏み締める大地はある程度柔らかかったから、なんじゃないでしょうか?
コンクリートは人間の体にも相当負担を強います。
靴を履いていてもコンクリの上を走っていると膝や腰を痛めることは多いでしょう。
動物達はクッション性のある靴など履いていません。
ということは人間以上にその負担が足腰に直接響いてくるということなんです。
これ、正直いうとエビデンスなんてありません。
多分出せないと思います。
でも「自然」を考えた時、コンクリと草や土とどちらが自然かを考えれば一目瞭然のはず。
自然から離れるほど、人間は病気になる。
という言葉もあるほどです。
少しでも土のところ、草のところを歩かせてあげたほうが動物達のためになるんです。
続いては緊張について。
動物病院で勤務して10年が経ちました。
率直な感想を述べます。
散歩や動物病院を怖がる子が年々増えているように感じるし、問題行動として悩んでいる飼い主さんも多い、と感じます。
もちろん地域差はあると思いますが、年々動物達がナイーブになっているのは間違い無いと思います。
ではなぜそんな動物達が増えてしまったのか?
これは確実に人間側に問題があると思っています。
まずは飼い主さん。
10年前、もっというと数十年前に比べると、飼い主さんの中で動物を飼う上で神経質になっている方が多いです。
・散歩で他の方に迷惑をかけてはいけない
・病気になったらどうしよう
・動物病院がたくさんあって選べない
・病気に関する情報が溢れているけど、ほとんど全てはネガティブな情報ばかり
外飼いもなくなり食事にも気をつけるようになってきているのに、なぜか病院通いがなくならず、むしろ病気の早期発見と言われて症状がないのに薬と検査のために毎月通っている。
そして飼い主さんは不安に・・・
その不安、動物にうつっています。
人間でも緊張すると筋肉はこわばります。
実際に私も肩こりが酷いですが、仕事がない日はマシだったりもしますww
動物も飼い主もメンタルを病んでいる気がする、というのが正直な感想です。
じゃあどうするか?
犬の自由にしてあげれば良いんじゃないでしょうか?
散歩で吠えるのは怖いからです。
でも触れ合わせてあげて怖いと思わなくなればそれも落ち着いてきます。
また、飼い主さんのメンタルが安定していないと犬達のメンタルも安定しません。
ネットを見て安心するんであれば見れば良いですが、不安になるだけなら見なくて良いです。
病院に行って安心するんであれば行けば良いですが、逆に不安を煽られるだけなら行かなくて良いです。
シンプルです。そんな感じでいいんです。
生き物は基本楽しく飼うものですし、人間は基本楽しく生きるものです。
それでいいんです。
次、飼い主さんを見上げるので首、腰が凝る。
これも考えてみれば当然で上を見続けている動物なんて猛禽類に怯えている動物以外いないです。
ただこれは仕方がないことなんで、何とも言えません。
あと、食事。
これは穀物がたくさん入っている市販フードを食べている子に多いと思いますが、犬は「肉食中心の雑食」ですので基本的には穀物はあまり多くなくていいんです。
にもかかわらず、なぜだかはわかりませんが穀物が多いフードが実に多い。
筋肉の質も悪くなりそうですし体にもよくないですよね。
そして最後、飼い主さんが腰痛について。
これは完全に周波数的な話。
類は友を呼ぶ的な話ですが、飼い主さんと犬猫達の性格や体型は実によく似ています。
そしてかかる病気も似たものが多いんです。
当然腰痛持ちの飼い主さんはそうじゃない方に比べると運動量が少なくなると思うので犬達の運動量も減ると思いますが、それだけなのか・・・
さて、以上が考えられる様々な要因です。
もちろんそれ以外もあると思いますが、大切なことは「原因、わかんないよね〜」で終わりにするんじゃなくて上記、あるいはそれ以外の原因を探ることです。
原因として当てはまりそうであればそれを外してあげることも大切ですよね。
では実際に痛みが出てしまったらどうしたらいいのか?
どうしても痛くて抱っこすると鳴いたり噛み付いてきたりする場合は、痛み止めを使ってあげたほうがいいと思います。
でもね、そうじゃなくて何となく痛そうかな、って場合は数日安静にしてあげるだけで痛みが取れる子は多いんです。
これ、身体が自分を治そうとしてわざとじっとしていたりするんです。
そんな時に無理に痛み止めで痛みを消したらどうなるか?
無駄に動いてしまって余計に後々痛みが出る可能性があるんです。
これは全く無意味どころか逆効果になってしまいます。
病院に来てもらって診察することは必要かもしれませんが、ほとんどは薬なんていらないんです。
そしてもう一つ大切なことがあります・
「手当て」をしてあげてください。
手当て、なめたらダメですww
子供にはめっちゃ効きます。
ってことは動物にも効くはずです。
実際に手当てをするとオキシトシンという愛情ホルモンが出ることがわかっています。
これ、副作用のない無料の薬みたいなものなんで是非試してみてください。
どこか痛そうにしても歩けている場合、足をついている場合、そのほとんどは脱臼や骨折ではありません。
であるなら安静にして自分で治すしか治療法はないんです。
それを薬で邪魔をしているのが現在の消炎鎮痛剤かもしれませんよね。
コメント
人間も動物もおなじですよね、生きとしいきるもの自然が一番なんですよね、わたしも田舎にいきたくなる今日この頃です。
あと飼い主はすごい影響を動物にあたえてしまってるんですね、反省します