こんにちは。
天気が変わりやすい日々この頃。
皆さん、風邪にはくれぐれも気をつけてください。
風邪、といえば「ビタミンC」ですよね。
昨今なぜだか風邪を引くと検査をし、予防注射、風邪薬、みたいな変な流れになっていますが、数年前まではみかんでも食べてゆっくり寝てれば治る、が基本だったように感じます。
さて、みかんにも豊富に含まれている今回のテーマ「ビタミンC」ですが、ビタミンCを取る事で免疫細胞(白血球)が活性化され、様々な細菌やウイルスに対して抵抗力が上がる事がわかっています。
また免疫系のサイトカインであるインターフェロンを増やして免疫を強める事もわかっています。
さてこのビタミンCですが、免疫をあげる以外にも様々な役割を果たしています。
人間でわかっている事として
癌
脳卒中
心不全
消化管潰瘍
関節炎・膀胱炎・筋炎などの炎症系疾患
白内障、緑内障
しみ、日焼け、火傷などの皮膚疾患
椎間板ヘルニア、骨折
アレルギー疾患・・・
など本当に多岐にわたって効果があるとの報告があります。
ビタミンCは白血球の活性を上げることによって免疫系を正常化させる他、コラーゲン生成にも必須のビタミンであり皮膚や椎間板疾患、コツ疾患の治癒にも欠かせません。
また活性酸素を除去する抗酸化作用も持ち合わせ、癌や心不全、白内障などの活性酸素が関わってくる疾患にも効果があると言われます。
昔から「風邪にはビタミンC」と言われていますが、実に様々な効果を発揮し人体には欠かせないビタミンなのです。
さて、人にとってとても重要なビタミンであることはわかっていただけたと思いますが、果たして動物達にとっても同じなのでしょうか?
答えは・・・
YES!!(たぶん・・・)
たぶんと言ったのは人間ほど詳しい情報が動物だとないのでまだよくわかっていないところもありますが、おそらく基本的な働きはどの生物も同様だと思われます。
さてこのビタミンCですが実は犬猫などほとんどの動物は体内で合成できるんです。
人間、モルモットは体内で合成できないため、外から取り入れなければいけません。
もし体内で合成できるってことは、犬猫など動物はビタミンCが不足しないってこと?
ではないと思っています。
はっきりとしたエビデンスがあるのかはわかりませんが、私は犬猫など人間達と暮らす動物は慢性的にビタミンC不足になっているのではないかと考えています。
その理由を大きく分けて2つ挙げます。
1つ目。
本来犬猫は動物を生で食べます。
そこには肉もあれば内臓、皮膚、骨など様々な部位が含まれ、消化管の中には草食動物の草も大量に混ざっています。
ビタミンCは熱に弱いため、食べ物から取り入れるためにはそのように生で食べる必要があります。
しかし人間達と暮らしている犬猫達は基本的に生で食べ物を食べることは少ないです。
またドライフードなどにもビタミンCが添加されている事もありますが、やはり生の食材から取るよりは量も少なく質も良くない事もあります。
つまり、本来の必要量ほど取れていないかもしれないと言う事が不足している可能性の一つ。
じゃあ野菜や果物などをあげればいいの??
と言う声が聞こえてきそうですが、肉食の動物達に植物でビタミンCを必要量取らせようと思うと栄養バランスは崩れると思われます。
また、近年の農作物は農法や農薬などの問題もあり、数十年前と比べると野菜の栄養価は極端に減っており、酷いものだと1割程度しか栄養がない場合もあるようです。
その中で肉食の犬猫が植物からビタミンCを必要量とることは難しいと考えています。
そして足りないと思われる理由2つ目。
現代社会で暮らす動物達にはストレスが多過ぎます。
皆さんもご存知かもしれませんがストレスを受けるとビタミンCは大量に消費されます。
ストレス下で口内炎が起きたり風邪をひいたりする事もあると思います。
これらもビタミンCの消費によって免疫系のバランスが崩れているものと思われます。
我々人間もそうですが現代社会での生活は犬猫達にとっても多大なるストレスだと思われます。
ストレス源としてどんなものがあるか考えてみました
車や街の騒音
大気汚染
ドライフードによる酸化の問題
シャンプーや柔軟剤の香料などの化学物質
携帯電話、WiFi、5Gなどの電磁波
外に出ると謎の白い布をつけた人間達がある一定の距離を持って歩いている
他の動物達との触れ合いの少なさ
挙げ出すとキリがありません。
これら全てに共通していることは「自然から離れていること」
古代ギリシャの医者、ヒポクラテスの言葉に
「人間は自然から離れるほど病気になる」
と言うのがありますが、これは動物達にももちろん当てはまります。
そして1番のストレスは病院通い‼️‼️
そして薬のあげすぎ‼️‼️‼️
このようなストレス下において、おそらく動物達は自分で賄える量を遥かに超えるビタミンCを消費しているのではないでしょうか?
その結果です、上記に書いたビタミンC不足が関わっていると言われた疾患が人間だけでなく動物達でも頻繁にみられるようになってきています。
感染症や外傷以外の病気のほとんどは生活習慣病と言われます。
本来の野生動物にはないはずの病気が人間と暮らしている動物には多く認められる。
食べ物の影響ももちろん大きいですが、ビタミンCの不足による抵抗力や抗酸化力の低下もその原因としてあげられると思っています。
今回は長くなりましたのでこの辺で終わらさせていただきます。
このような考えのもと、様々な疾患の動物達に対してビタミンCを与え始めております。
効果は個体差がありますが、効いていそうな子達も多くみられます。
それらについても後日書きたいと思います。
コメント
ビタミンC大切ですね、主人も先生に教えていただき飲んでおります、私も飲まないとですね、
動物も沢山のストレス抱えてると思うとつらいです、やはりCと腸内環境は一番ストレスに必要ですね