取り過ぎは病気を作る元です

こんにちは。

皆さんは病気の原因を考えたことがありますか??

現代は様々な病気で溢れかえっていますし、残念ながら無症状でも検査をすれば病気とされ隔離されてしまう時代です。

いわゆる現代病と言われる癌、糖尿病、心筋梗塞や脳梗塞、アレルギー疾患、高血圧やうつ病などは人間の間では年々増え続けいています。

動物達も同様で、癌(腫瘍)、心疾患、消化器疾患、腎不全、内分泌(ホルモン)疾患、アレルギー、分離不安やその他のメンタル疾患、これらのいわゆる「慢性病」は私が獣医師になった10年前と比べて明らかに増えてきています。

しかも昔に比べると定期検診などで検査を行なっている動物が増えているのにも関わらずです。

そしてそれだけ検査を行なっていてもこれらの病気で悩まされ、亡くなって行く子は減りません。

なぜ減らないのか?

それはその原因を全くと言っていいほど考えていないからです。

獣医の教科書や雑誌を見ていてもその病気の症状や検査方法、治療法は載っていますが、原因について言及しているものはほとんどありません。

それもそのはず、体調不良になる原因なんて一つではなく、複数が複合的に絡み合っているためとても教科書に載せることなんてできないはず。

ではなぜ原因が分からなのに治療法は載せられるのでしょうか??

それはその治療法がほぼ全て「対症療法」だからです。

対症療法とは今の症状をただ抑えるだけの治療に過ぎません。

病気になった時にそれを治すのは自分自身です。

薬や手術はそれまでの時間稼ぎに過ぎません。

命に関わる肺炎などの感染症や交通事故、腹腔内臓器の破裂などは手術や薬がないと太刀打ちできないことも多いですが、同じ治療を行なっても生きる子と死ぬ子がいるのは本人の生命力、免疫力などが異なるからです。

今行っている治療はあくまでもサポートなんです。

さて、救急疾患に対して薬や手術は必要であるとお話ししましたが、慢性疾患の治療にそれらは必要なんでしょうか??

もちろん必要になる病気もありますが、必ずしも全ての病気で必要なわけではなく、むしろ必要じゃない病気の方が多いんじゃないかと思っています。

なぜか?

それは、その病気になぜなったのかを考えると自ずと治療法が出てくるからです。

タイトルにも書きましたが現代病と言われるものはそのほとんどが何かの取り過ぎによって引き起こされている可能性が高いです。

食事、薬、そしてワクチン。

食事は今までも何回も書いていますが、体に合わない穀物、除草剤のかかった遺伝子組み換え食品、添加物などを取り続けていると消化器症状、アレルギー、さらには歯周病や腎不全、腫瘍などありとあらゆる病気になります。

この時食事内容を変えずに薬を投与し、症状が消えたことを治ったということは、山火事が起きているのに目の前の火を消して喜んでいるようなもの。

全くの無意味です、というか薬を飲むことの害だけ取り入れているようなものです。

現在使用されている薬のほとんどは「石油」からできています。

まず理解していただきたいのは、多くの動物が食べ物によって体に害となるものを大量に取り入れて病気になっている上に、石油でできた薬をまた取り入れているということ。

これは普通に考えて病気が治らないわけですよね。

さらに薬には必ず副作用が存在します。

よく副作用のない、または少ない薬ということを聞きますが、効果も副作用も含めて全てその薬の作用です。

全く副作用のない薬がもしあるのだとしたらそれは「なんの作用もない」つまり効果もないと言う事。

抗癌剤のように癌細胞を叩くようなものは、それ以外の正常な細胞も叩くので副作用も大きいわけです。

ただただ症状を打ち消すだけの薬を飲む事で体には予期せぬ副作用が出る、そしてその原料は石油や様々な化学物質。

このような薬を飲む時はそれを飲まないと明らかにQOLが落ちる、もしくは命の危険性があるときだけにしたいものです。

ましてや食べ物や生活環境でなってしまっている慢性病に対してはそれは害でしかない場合もあります。

ではどうするのか?

まずは今までの食事を見直す事、生活環境を見直す事でしょう。

体に合わないものを取り続けた結果起きてしまった病気なのだとしたら、まずはそれを一新しないと体調は良くなりません。

人間で言えばコンビニ弁当やカップラーメンを食べて太っている人が、食生活はそのままで痩せる薬を飲んでいるようなもの。

これでは良くならないのは当たり前です。

さらに先ほどもお伝えした薬の副作用問題。

人間の話ですがアメリカ人は各世代で病気の上位に薬の取りすぎが挙げられているようですし、日本人も女性の肝炎のいちばんの原因は解熱鎮痛剤の飲み過ぎだとのことです。

これは犬猫でも同様だと思っています。

わかりやすい例では抗生剤を飲んで胃腸障害が出たり、ステロイドを塗り過ぎて皮膚が薄くなり逆に皮膚炎が起きたり。

薬には必ず副作用が存在するため、何種類も飲んでいる子はそれなりの副作用が歳をとってから出てきます。

しかしそれを証明することは容易ではありません。

それどころかその副作用出ててきている症状に対しても薬で症状を抑える処方をされることが多い。

これでは永遠に治りません。

そして最後に体に入れすぎ問題として「ワクチン」があります。

世界小動物獣医師会のガイドラインではワクチンは最低3年に1回でいいと言われているのにも関わらず、日本ではいまだに毎年打たなければいけない、と言う風潮があり、どこに行くにも証明書の提出が必要になります。

感染症なんて流行っていないのに・・・

そのワクチンを打つことによって免疫が暴走し様々な病気になっている子は少なからずいますし、自己免疫疾患(膠原病)の原因としてワクチンが考えられることは教科書にも載っています。

私は最近感染症が流行っていないこと、ワクチンの害なども考えて混合ワクチンは希望がある方以外は打たないようにしています。

以上のようにほとんどの病気は何かの取り過ぎによって起こされています。

であるならばさらに何かを取ることよりも、何かを取らない方が病気の改善につながるのではないでしょうか?

治療も人生も足し算よりも引き算が大切だと感じることが多くあります。

我々は常に「ない」ものに注目しています。

お金がない

時間がない

幸せがない

これがあれば・・・

でも考えてみれば実は全て「ある」んです。

お金は財布にしっかりと入っている

時間もテレビやスマホを見なければ1日何時間もある

実は生きていること自体が幸せである

そしてそれは全て地球・自然、周囲の環境や人間によって用意されているんです。

まずは様々なものを引いてみてください。

そうすれば今の現状は改善してくると思いますよ。

コメント

  1. 考え深いです、まず私は何を引こう?愛猫からは何を引こう?
    愛猫の方は今度アドバイスをよろしくお願いします

タイトルとURLをコピーしました