こんにちは〜
病院を動物を飼っている方々だけでなく子供達、特に学校や受験で悩んでいる子が集まるような場所にしたいと思っている林です👍
さて往診最終日の7/7は1件だけ。
この日は元アジリティを行なっていたボーダーコリーの診察でした。
最近アジリティのケア獣医師、って勝手に名乗っているんですが、先日患者さんが出場した全日本のアジリティの大会を見て驚いたことがありました。
「決勝、ボーダーしか出てないやないか!!!」
そう、アジリティってもんは「ボーダーのための大会」って言って良いほどボーダーだらけ。
ボーダーコリーを実家で飼っている私としてはやらせてあげたかったな〜って思うほど活き活きとアジリティで遊んでいる子達が多かったです。
でもボーダーコリーって結構飼う上で難点が多いんです。
1番の難点は「頭が良すぎ」
というか「人を気にしすぎだし、些細なことを気にしすぎ」
もちろんボーダーも個体差があるので全然気にしない子もいますが、動きが素早い子たちは基本神経質と言っても良いんじゃないでしょうか??
うちの子で言うと散歩中は大変です
車、バイク、自転車。
おそらく怖いからなんでしょうが基本的には尻尾が下がって何かに怯えているのか狙っているのか。
実際自転車なんかが横を通るとアタックしに行ってしまうんです😅
もう10歳なんで落ち着いてきましたが最初の頃は激しかったです。
それでおいて人間と犬に全く興味がない!!(これはうちだけ?)
本当にスルーですw
この日の診察を行なったボーダーもまさにそんな感じ。
飼い主さんのことをすごく気にしてしまうらしいんです。
飼い主さんと一緒に楽しんだり悲しんだり。
その影響なのか、体調が悪くなるタイミングはだいたい飼い主さんと一緒。
これは犬猫ではよく見られる現象です。
ちなみにこのお家、もう一匹ボーダーを飼っているんですが、こっちは全然人のことを気にしないw
フリスビーも取りたい時は取りに行くし、やりたくない時は一歩も動かないらしいです。
自由人です👍
さてこの2頭、対照的なんですが体に出ている症状も対照的。
1番の違いは「お腹、背中の硬さ」です。
気にする子は硬いけど気にしない子は柔らかい。
もちろん年齢はあると思いますが、それにしても対照的に硬さが違っていました。
そしてお腹の硬い子はお腹を壊しやすいとのこと。
そこでマッサージです。
硬い部分を見つけて触るだけw。
本当ただそれだけ。
と言っても自分なりのコツがあります。
「自分がリラックスしていること」
そして
「勝手に緩むって知っている、って思い込むこと」
人間側が緊張していたら当然ですが動物たちは緩みません。
もしご自分がマッサージに行って施術してくれる方が明らかに緊張していた場合、こっちまで緊張が伝わってきませんか??
そんな中でいくら手技が良くてもリラックスしている方には勝てません。
こっち、人間側がリラックスをすることってとても大事なんです。
しかし頑張ってやろう、って思ってしまう方ほど「治してあげよう」って気持ちが強くリラックスできていません。
そして自分も含めてですがそんな方がほとんどです。
なので最近はこう言っています。
「どうせ良くなるだろうし治る時は勝手に治るんで、頑張らずそのうち治る、ぐらいのテンションで触ってください」
根拠のない自信ってやつ。
俺が一番得意なやつ??
多分なんとかなる、って言う謎の自信。
これが一番リラックスできる=一番実力を発揮できるんじゃないですかね??
生き物なんて、って言ったら失礼ですがなるようになっているし勝手に生きているんです。
我々はそのお手伝いをするだけ。
だから気負わず、自分がリラックスして楽しんでくださいね〜
ってことで怒涛の往診週間終了!!
結局走行距離700kmを超えましたw
ER時代よりも稼働時間も長いww
でも自分主導ってあんまり疲れないから良いですね😁
さて、書類仕事頑張ります😭
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