ペットショップって悪いの??

こんにちは〜

最近は夜の散歩が日課になっている林です。

昼は暑すぎるので涼しい夜に、って思って散歩していますが夜の方が湿度が高く逆に汗がまとわりついて結局昼の方が良かったのでは、と毎日後悔しています😅

#いつ行っても暑いなら行きたい時に行くようにします

#多動症なもんでじっとしてられないんですw

さて昨日コメントにあった「今後の動物医療」というか「今後の動物業界」について自分が思っていることをここから何回か書きたいと思います。

多分数回に分けないと小学生の夏休みのドリルぐらいの厚さになってしまうので😅

まず避けて通れないのは「ペットショップ」の話題でしょう。

※ここに書く感想はあくまで私個人のものです。いい悪いということではなく「そう思っています」というものなので、「そんな考えもあるんだな〜」って思ってください。

ペットショップ

昨今このワードを聞くと顔が歪んでしまう、苦い表情をする方が増えていると思います。

日本人のほとんどがペットショップから動物を飼い始めると思います。

実際に診察をしていると猫は保護猫が結構な割合でいますが、半分ぐらいはペットショップな気がします。

しかし犬に関しては体感で8割以上はペットショップ。

最近はショップ自体も以前よりは減っていますが、まだまだ動物を入手(この言葉が適切かは分かりませんが)する場所は保護よりもブリーダーよりもペットショップが多いと思います。

それなのに、ペットショップって嫌われている、そう感じるんですよね。

それはなぜか?

よく話を聞くのが

「あんな狭いところにずっと入れられてかわいそう」

「見せ物な感じがする」

って話。

これは確かにそうです。

私もそう思います。

本来であれば親と一緒に過ごしているであろう月齢で引き離されて人間の都合で売られていく。

悪い言い方をするとそんな感じですよね。

でもね、本当にそれってペットショップが悪いんでしょうか??

もちろん良くないところもあるでしょう。

目の行き届かないずさんな管理をしているところもあるしスタッフの教育がイマイチなところもあると思います。

でもペットショップがそうやって残っているってことは、我々動物を買う側がそう言った動物たちを欲しているからってことではないのでしょうか?

その需要に応えているのがペットショップですよね。

正直人間がそういうところで欲しいと思わなければそんなビジネスはとっくに無くなっているはず。

行政がどうとか法律でどうとかそういう問題ではなく、こっち側が選ばなければいいだけ。

でも選んでいるのでそういうお店が残っている。

ただそれだけですよね。

それなのにメディアもそうですが「ペットショップはけしからん」って言っている意見、語弊を恐れずにいうと、嫌気が指します。

何かを悪者にしたら自分が正しい、って思えるからね。

ちなみに私はペットショップ肯定派ではありませんよ。

単純に否定するのは簡単ですが、その奥にある問題に着手しないと結局同じところに戻ると思っているだけです。

ところで皆さん、動物と暮らしていて楽しいですか??

もちろん不安に感じることも多く、歳をとると医療費もかかるので楽しいだけではないでしょうが、動物を飼っていて良かったな、動物と暮らしていて楽しいな、って思っている方も多いと思います。

じゃあその動物ってどこから手に入れて一緒に暮らすようになりましたか??

おそらくほとんどの方はペットショップだったと思います。

ペットショップには良い印象を持っていない方がたくさんいるのは知っています。

我々動物関係者にもそういう意見の方は多いです。

が・・・

元はと言えばペットショップで動物を飼って、動物との暮らしが楽しく、そして動物に関することを調べているうちになんとなく闇みたいな部分に気がつき、そこから一方的に批判をしている人も結構いるんじゃないかなと思っています。

私はこの思考、結構危ういと思っています。

現代の様々な問題にも繋がってくるからです。

例えばロシアなんかそうですよね。

小麦などの農作物や天然資源などを大量に輸入している国ですが、メディアの情報のみを信じて一方的に悪者にして、反ロシアを掲げる。

だったらロシアに行ったことがあるのか?とかロシア人と話をしたことがあるのかと聞けばほとんどの人はNO。

ってことは良いのか悪いのかの判断なんてできず、そもそもその判断をしていることがナンセンスだと思います。

芸能人の不倫もそう。

昨日まで好感度抜群だった人が不倫をしたってことでバッシングを受けていますが、ぶっちゃけそんなのその芸能人と不倫相手とその身内、せいぜい20人程度の問題でしょう。

その内情も何も知らないのに一方的に叩いているメディア、そしてそれに乗っかっている国民。

正直こういうの、吐き気がするんですw

ペットショップも同じとは言いませんが似たようなものです。

ある一方の側面しか見ないからそこしか見えなくなる。

でもね良くも悪くもそれがあったから今があるんです。

さて、そんな感じでメディアでも少しずつ言われてきているペットショップですが、私の見解だとあと数年でめっちゃ減ると思いますよ。

ニュースではヨーロッパやアメリカなんかで生体販売を辞める、って出てますよね。

たまにしかニュースを見ない自分でもそういうの見たことがあるぐらいです、これからどんどん出てくるでしょう。

それ以外でも今犬猫の値段がどんどん高くなっています。

普通に気軽に犬が飼える時はもう終わりつつあるのかもしれません。

というか、普通に気軽に犬が飼えない時代ってもしかしたら初めて迎えるかもしれませんよね。

日本における犬の祖先は柴犬や甲斐犬に似ていたと言われています。

犬は人間と共に生きてきた大切な動物です。

数十年前までは犬は拾ってくるものでどこかで買うものではなかったはず。

だからそこら辺に犬っていたんじゃないですかね(推測です)

それが時代は変わりました。

野良犬も居なくなり外で飼うのは虐待みたいなことを言われる。

いつしか動物が生まれるのは業者が管理することになり、少し大きくなったら譲ってもらう。

そうなってはいませんか?

そんな中ですよ。

犬猫の価格が高騰し気軽に買うことができなくなってしまったらどうなっていくのでしょうか?

また生体販売反対、みたいな流れがどんどん出ると、我々はどうやって犬と一緒に暮らしていけば良いのでしょうか?

ってやっぱり長くなったので続きは次回です🤗

コメント

  1. おすしと彩ちゃん、ときどき恵美ちゃん より:

    日本のペットショップ
    需要と供給のシステム
    世の中いい事も悪い事もみんな需要と供給なんじゃないかな

    海外みたいに保護施設からの譲渡や、ブリーダーさんから迎えるシステムがまだまだ浸透してない日本では、お金を払うだけで簡単に命を購入できるペットショップが身近で手っ取り早い現実があって
    Summer Saleだの、少し大きくなっちゃったから値下げしましただの、まるでスーパーの商品のお買い物感覚で命を購入できてしまう

    だからこそ、家族として迎えてからが一番重要だと思う
    飼い主さん次第
    簡単に手に入れたぶん簡単に手放してしまったり、飼い方の知識があまりないまま飼ったり…
    保護施設からの譲渡や、いいブリーダーさんから迎えるには色んな手順を踏む必要があるので、結果、お金さえ払えば購入できる手っ取り早いペットショップから迎えた動物のほうが可哀想なそういう状況になってしまうのは正直あると思います
    決してペットショップだけが悪者じゃない

    先代のおすしはペットショップから迎えたけど、17年間それはそれは楽しい毎日でした
    ペットショップで購入したことを後悔したことなんてありません
    林先生を含め、おすしから繋がった沢山のご縁がおすしが居なくなった後も続いています

    「おすしをペットショップでお金払って買ったら、もれなくメチャクチャ豊かな17年の時間と素晴らしい経験、素敵な仲間までついてきたぞ❗」こんな感じです(^_^)/

    家族として迎える方法はなんであれ、最期まで大切に暮らす事が一番
    幸せな動物に変わりないと思います

    PS 林先生を二日酔いにさせる人間が私だけじゃなくてよかったwww

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