熱中症注意です!!!

こんにちは🤗

蒸し暑い、猛暑日が続いていますね。

去年までも暑い日はありましたが、今年の暑さは一味も二味も違います。

強烈です☠️

こんなに暑くなってくるとやはり対策をしなければいけないのが「熱中症」ですよね。

人間も動物達もこのような慣れて居ない暑さにはめっぽう弱いです。

しっかり対策をしてあげましょう。

お家の中で飼われている動物達に対する対処は、なんと言ってもエアコンですよね。

10年ぐらい前までは夏場でも風通しの良い家であれば、窓を開けるだけでも結構涼しかったりもしていましたが、流石にこの暑さだとそれも難しいです。

幸い飼い主さんの意識も年々向上しているため皆さんエアコンをつけるようになってくれてはいますが、それでもたまにエアコンをつけない方はいらっしゃいます。

特に高齢の方に多い傾向があります。

先日熱中症疑いできた犬の話をします。

その子はヨークシャーテリアで下痢、食欲不振で来院しました。

来院時も家でもハァハァする様子はなく、ただなんとなく元気がなく何回も下痢をしていたとのこと。

ウンチを確認すると真っ黒。

これは「メレナ」という物で、胃、十二指腸、小腸などからの出血がある時に便が黒くなるんです。

なんで突然メレナになってしまったのかな・・・っと思ってましたが、よくよく話を聞いているとそのお宅はエアコンをつけていないとの事。

当時は35度を超える日でした。

はい、ほぼ間違い無く熱中症です。

熱中症の症状に消化管出血という物があるんです。

その子は幸い元気は多少はあり、その当時発熱もなかったのでエアコンをしっかり効かせてもらい皮下点滴で落ち着きましたが、消化管出血がひどくなると最悪亡くなってしまう子もいます。

実際に私も亡くなった子を診察した事があります。

エアコンをつけない=死

に直結する事があるって事なんです。

設定温度は高め(26度前後)で構いませんので是非つけておいてください。

設定温度を下げすぎると今度は家の中と外との気温差で体がやられてしまうこともありますので、あまり涼しくしすぎない方がいいと思います。

一般的な犬の熱中症のパターンといえば炎天下で散歩や運動をしすぎて、ハァハァ(パンティング)が止まらない、と言ったものを想像する方が多いですが、最近では飼い主さんも注意しておりそのような熱中症を見る事は少なくなっています。

その代わりに今書いたような自宅での熱中症が多い気がします。

このような熱中症と思われる症状は一見すると我々の知っている熱中症とは少し違った症状ですので、気がつかれていない場合もあると思います。

だからこそ早めに気がついてあげる事が大事になってきますので、もう一度お伝えしますが最低限エアコンはつけてあげておいてください。

次は猫の熱中症疑いの子について書きたいと思います。

猫は残念ながらエアコンが嫌いな子が多く、なぜか暑いのにも関わらず日向ぼっこをしに窓際に行く子が多いです。

健康な子であればそれでも全く問題ないのですが、やはり高齢になってくると体温調節がうまくいかずになんとなく体調が悪くなる子も見受けられます。

そしてもう一つ気をつけなければいけないのが「外に行く猫達」です。

猫達は炎天下でも構わずに外に繰り出します。

それは動物達の欲求なので人間が制御できるものではありませんし、制御してはいけないと思います。

動物達の自由はなるべく尊重してあげたいですよね。

ただ、この炎天下、やはり高齢猫は要注意です。

先日来られた子は毎日外に出る15歳の猫ちゃん。

流石にこの暑い中ひなたにはいなかったようですが日陰であってもサウナのように暑い日でした。

帰宅後から突然の食欲低下、ぐったり。

来院時熱は39.4度。

わずかに高い程度ですが15歳という年齢を考えると割と高熱です。

血液検査では幸い異常はなく消化器症状もなかったので点滴のみを行い次の日には少し良くなっていました。

このように高温状態にさらされると気がつかないうちに熱中症になる事があり得ます。

そしてこれは動物達に限ったことではありません。

人間でも要注意なんです。

65歳以上の場合、過半数の熱中症は実は室内で発生しているんです。

先ほども書きましたがご高齢の方になればなるほど暑さに対して鈍くなってくるのに加え、エアコンを嫌う方が多いです。

結果自分では気がつかないうちに熱中症になってしまっているケースが多くあります。

また最近とても危ないなと感じている事があります

猛暑の中の屋外でのマスクです。

ご存知の方も多いと思いますが、2019年までは感染症対策にマスクは用いられていませんでした。

インフルエンザの時期でも体調の悪い方はしていましたが健康な方はしていませんでした。

それもそのはず。

マスクの布の部分は小さな網目構造になっています。

穴が開いていないと空気を吸えないですからね。

この網目の大きさは大体5〜10μm。

それに対してインフルエンザウイルスや今話題のウイルスの大きさは約100nm(0.1μm)

つまり基本的にはウイルスはマスクを通し放題です。

言ってみればサッカーゴールにBB弾を投げ込んでいるようなものですよね。

飛沫感染を気にされてマスクをしている方もいらっしゃいますが、それであれば外という開放的な空間で喋らないでいるときにマスクは無意味です。

それどころか吐く息をがマスク内でこもり蒸れます。

それによって吸う息も体温と同程度の暖かい空気になってしまいます。

またマスク内は酸素濃度は下がり二酸化炭素濃度は上がります。

これでは呼吸は苦しくなる一方ですよね。

さらにですよ、そんなに蒸れている状況では細菌は繁殖し放題です。

ご存知かもしれませんが口の中は細菌の温床です。

一つの感染症を怖がるあまりその他の様々な感染症になるリスクもはらんでいます。

そもそもコロナウイルスは空気感染かもしれないとの話もありますので、そうなると本当にマスクは無意味なんです。

正直私は風邪よりも熱中症の方が何倍も怖いと思っています。

どの年代であっても亡くなる危険性は風邪よりも断然高いです。

しかし熱中症は気をつければ予防する事ができると思っています。

人間も動物もこの暑さを乗り切るために最善の策を講じましょう!!

コメント

  1. この暑さのマスク苦しいし最悪ですね、顔がほてるので危険です

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